先に結論
- 月に数枚・雰囲気が出ればいい → 使っているAIチャットで足ります
- 細かく作り込みたいが、PCの性能が足りない → ブラウザで動くサービス
- 枚数が多い・外に出せない素材を扱う → 自分のPCで動かす。ただしグラフィックボードが要ります
3つの置き場所
| AIチャットに頼む | ブラウザ型サービス | 自分のPCで動かす | |
|---|---|---|---|
| 準備 | いらない | 登録だけ | 環境構築が要る |
| PCの性能 | 関係ない | 関係ない | グラフィックボードが要る |
| 細かい指定 | 文章だけ | 設定項目がある | いちばん細かい |
| 1枚あたりの費用 | 契約に含まれることが多い | 使った分 | 電気代のみ |
| 画像がどこにあるか | サービス側 | サービス側 | 自分のPC |
| 向く枚数 | 月に数枚 | 数十枚 | 数百枚以上 |
見落とされやすいのは下から2行目です。AIチャットやブラウザ型では、生成した画像も、元にした素材も、サービス側へ渡ります。人物写真や、外へ出せない資料を素材にする場合は、この行だけで選択肢が1つに決まります。
「作れる」と「使える」は別
画像が出てくること自体は、いまはどの方法でもできます。問題になるのはそのあとです。
1. 商用利用の条件はサービスごとに違う
生成できたことと、それを商品や広告に使ってよいことは別です。無料プランでは商用利用を認めていない、生成物の権利の扱いが有料プランと違う、といった条件があります。サービスの利用規約で「商用」「生成物の権利」の項を読んでから使ってください。この記事では特定のサービスの条件を断定しません。変わるためです。
2. 特定の作風・キャラクターを狙わない
実在の作家名やキャラクター名を指定して寄せた画像は、規約でも権利の面でも問題になります。サービスが生成を止めなかったことは、使ってよい根拠にはなりません。
3. 一部だけ直したいときに手が止まる
全体は良いのに指や文字だけ崩れる、という壊れ方をします。作り直すと直ってほしくない部分まで変わるので、部分的に直す手段があるかどうかが実用上いちばん効きます。この話はAI画像に手を入れるならペンタブは要るのかに書きました。
PCの性能が足りないとき
自分のPCで動かす方式は、画像を作るたびにグラフィックボードを使います。ノートPCの内蔵グラフィックスでも動くことはありますが、1枚に数分かかると試行錯誤が続きません。かといって、そのためにPCを買い替えるかというと、まず自分が使い続けるかどうかが先です。
ConoHa AI Canvas
ブラウザで画像生成を動かすサービスです。グラフィックボードを積んだPCを用意せずに始められるので、「自分は月に何枚作るのか」を実際に測ってから、PC側に投資するかを決められます。料金と使える範囲は公式ページで確認してください。
ConoHa AI Canvasの公式サイト契約していないので使い勝手の評価は書いていません。手元のPCで動かす場合との比較は、必要な性能と使う頻度で変わります。
判断の順番としては、まず月に何枚作るかを1か月測る → 数枚ならチャットで足りる → 数十枚を超えるなら置き場所を考える、という形が無駄になりません。
プロンプトより先に効くこと
- 縦横の比率を先に決める。SNSの投稿枠に入らない画像は、作り直しになります
- 文字は画像の中に入れない。生成AIは文字が苦手なので、後から画像編集ソフトで載せるほうが速いです
- 同じ人物・同じ雰囲気で揃えたいときは、1枚目を基準にする。毎回ゼロから作ると揃いません
向いていない人
- 実在の場所・商品を正確に写したい人。AIで作った画像は写真の代わりになりません
- 同じ画像を何度も微修正したい人。作り直しのたびに全体が変わるので、画像編集ソフトのほうが確実です
- 権利の確認に時間を割けない人。使う先が商用なら、規約を読む時間まで含めて考えてください
まとめ
決める順番は、何に使うか → 何枚作るか → どこで動かすかでした。ツールの上手さから入ると、あとから商用利用の条件や置き場所で引き返すことになります。月に数枚なら、いま契約しているAIチャットで足ります。
