この記事の範囲
日常的に使っているのはClaudeで、このサイトの制作にも使っています。ここに書くのは、その中で繰り返し起きたことです。特定のサービスの機能の話ではなく、どれを使っても当てはまる書き方の話に絞っています。
うまくいった書き方
1. 完成物の形を先に見せる
「表にして」より、列の名前を書いたほうが早く済みました。「見出し・要点・注意点の3列で」のように形を指定すると、直す回数が減ります。
2. 何をしてほしくないかを書く
してほしいことだけを書くと、余計なものが付いてきます。「前置きは要らない」「まとめの段落は要らない」のように、要らないものを書くほうが効きました。
3. 材料を渡す
手元にある文章や数字を貼ってから頼むと、それを使って書きます。渡さないと、一般論で埋めます。「良い記事を書いて」がうまくいかないのは、材料が無いからでした。
4. 途中で止めて確認する
長い作業を一度に頼むと、途中の判断がずれたまま最後まで進みます。「まず見出しだけ出して」で区切ると、ずれたところですぐ気づけます。
失敗した書き方
1. 「いい感じに」
何が良いかは頼む側の頭の中にしかありません。出てきたものを見て「そうじゃない」と返す往復が増えます。良し悪しの基準を1つでも書くと止まります。
2. 一度に何個も頼む
「これを直して、ついでにあれも、あと形式も変えて」とまとめると、どれか1つが抜けます。抜けたことに気づくのは、たいてい後になってからでした。
3. 前のやりとりを前提にしすぎる
会話が長くなると、前半で決めたことが薄れます。大事な前提は、途中でもう一度書き直したほうが確実でした。
書き方を変えても直らないこと
ここが一番大事なところです。指示を工夫すれば何でも解決する、とは言えません。
| 症状 | 指示で直るか |
|---|---|
| 出力の形が思ったのと違う | 直る |
| 余計な前置きが付く | 直る |
| 長すぎる・短すぎる | 直る |
| 実在しない書名やURLを出す | 直らない(自分で確認するしかない) |
| 学習した時点より後のことを知らない | 直らない |
| 数字の計算が合わない | 直らないことがある(自分で検算する) |
下3つは書き方の問題ではないので、「もっと正確に」と頼んでも変わりません。出てきたものを確認する側の作業として残ります。
頼む前に決めておくこと
- 確認できる作業か。確認に元の作業と同じだけ時間がかかるなら、任せる意味が薄くなります
- 間違っていたら気づけるか。自分がまだ判断できない分野は、時間の節約になりません
- 材料は手元にあるか。無いまま頼むと、それらしい一般論が返ってきます
まとめ
指示の書き方で変えられるのは、出力の形と量と方向でした。中身が正しいかどうかは別の問題として残ります。この線を引いておくと、直らないことを直そうとして時間を使わずに済みます。
