買う前に測る3つ
1. モニター背面のネジ穴(VESA)
モニターの背面に、正方形に並んだ4つのネジ穴があるかを見ます。穴の間隔が75mmか100mmであれば、市販のアームのほとんどが対応します。穴が無い機種もあります。その場合は専用のアダプタが要るか、そもそも取り付けられません。
2. モニターの重さ
アームには耐荷重の下限と上限の両方があります。上限を超えると支えられず、下限を下回るとバネが強すぎて勝手に上へ跳ね上がります。軽いモニターに強いアームを選ぶのも失敗です。メーカーの仕様表にある「スタンドを除いた重量」を見てください。
3. 机の天板の厚さ
クランプで挟む方式は、対応する天板の厚さが決まっています。この記事の3つは10mm〜60mm、10mm〜80mm、10mm〜95mmとそれぞれ違います。厚い天板の机では、対応範囲の広い型しか選べません。奥に出っ張りや配線トレーがある机だと、そもそも挟めないこともあるので、背面の形も見ておきます。
バネの方式で使い心地が変わる
高さを支える仕組みは大きく2つあります。ガススプリング式は軽く動き、価格が抑えられています。メカニカルスプリング式(金属バネ)は、ガスが抜けるという経年劣化が起きません。
毎日高さを変えるなら動かしやすさ、一度決めた位置で固定するなら長持ちするほうを優先する、という分け方になります。
3つを並べる
エルゴトロン LX モニターアーム 45-241-224
Ergotron
- メカニカルスプリング式(コンスタント・フォース技術)
- 34インチまで・耐荷重3.2〜11.3kg
- VESA 100×100/75×75mm
- 昇降範囲33cm・チルト上70度/下5度・360度回転
- クランプは天板厚10〜60mm/グロメットは直径8〜50mmの穴
- 10年保証・10,000回サイクルテスト
- 日本正規代理店取扱品
向いている一度決めた位置で長く使う人。ガスが抜けるタイプの劣化が起きません
注意点耐荷重の下限が3.2kgです。これより軽いモニターだと跳ね上がります
Amazonで見るBONTEC モニターアーム シングル ガススプリング式
BONTEC
- ガススプリング式
- 13〜32インチ・耐荷重9kgまで
- VESA 75×75/100×100mm
- チルト±90度・スイベル±90度・360度回転
- Cクランプとグロメットの両対応・天板厚1〜8cm
- アルミ製・アーム内にケーブル通し
- 30,000回の動作テストとメーカー表記
向いている高さを頻繁に変える人。指1本で動く軽さを優先する場合に向きます
注意点耐荷重の下限が明記されていません。軽量モニターで使う場合はテンション調整で合わせる必要があります
Amazonで見るHUANUO モニターアーム HNSS8
HUANUO
- ガススプリング+ポール(立柱)併用
- 17〜32インチ・耐荷重2〜9kg
- VESA 75×75/100×100mm
- 天板厚10mm〜95mmに対応(クランプ・グロメットとも)
- 上35度/下85度・左右90度・360度回転
- アーム最長54cm
- 日本語取扱説明書付き
向いている天板が厚い机を使っている人。3つの中で対応範囲が一番広いです
注意点部品点数が多く、組み立てに時間がかかります。説明書どおりの順番で進める必要があります
Amazonで見る評価・件数・仕様は2026年8月26日にAmazonとメーカーの公開情報で確認したものです。実際に使ったうえでの評価ではありません。耐荷重・対応サイズはメーカー表記です。
買う前に試せること
- モニターの背面を見て、ネジ穴が4つあるか確かめる。ここが無ければアームは使えません
- 定規で天板の厚さを測る。カタログの数字より、実際に挟む位置で測るほうが確実です
- 本や箱でモニターの高さを上げてみる。高さを変えたいだけなら、アームを買わずに済むことがあります
向いていない人
- モニターが1枚で、位置を変えない人。付属スタンドで足りているなら、買い替える理由は薄いです
- 天板が薄い・中空・ガラスの机を使っている人。クランプの力で天板が傷むことがあります
- 持ち歩く画面が欲しい人。据え置きの話なので、モバイルモニターの記事のほうが近い内容です
まとめ
選ぶ順番は、VESA穴の有無と間隔 → モニターの重さ → 天板の厚さ、でした。ここを通過した中から、バネの方式で選びます。性能表から入ると、取り付けられない製品を比べることになります。
