数字は1ポート専用のときの値
USB-C充電器の商品名に載っている「65W」「100W」は、ほとんどの場合、USB-Cポート1つだけを使ったときの最大出力です。2つ目を挿すと、合計を分け合う形になります。
たとえばこの記事で挙げているエレコムの3ポート型は、1ポートなら67W出ますが、2ポート同時では10〜45W、3ポート同時では10〜40Wと商品ページに書かれています。ノートPCが45Wを要求していると、スマホを1台挿しただけで足りなくなることがあります。
見るのは3つ
1. ノートPCが何Wを要求するか
まず手元のPCに付いてきた純正アダプタの表記を見ます。「65W」と書いてあれば、それが目安です。これより小さい充電器でも充電自体は進むことが多いのですが、負荷の高い作業中は減っていくほうが速くなります。
PCの充電と同時にモニターやハブへも電気を回す場合は、さらに余裕が要ります。USB-Cハブの記事で書いたとおり、ハブ経由の充電はハブ本体が使う分が引かれるので、100Wの充電器を挿してもPCに届くのは85W前後になります。
2. ポートを何個使うか
同時に充電したい機器の数だけポートが要りますが、増やすほど1台あたりの出力は下がります。PCを速く充電したい時間帯だけポートを1つに絞る、という使い方でも足ります。ポート数と出力のどちらを優先するかは、持ち歩くかどうかで変わります。
3. 大きさとプラグの形
GaN(窒化ガリウム)を使った型は、同じ出力でも小さく作られています。プラグが折りたためるかどうかも、カバンに入れるなら効いてきます。据え置きで使うなら、ここは気にしなくて構いません。
3つを並べる
Anker Nano II 65W
Anker
- USB-C 1ポート・最大65W(USB PD対応)
- GaN II採用で60W級の一般的な充電器より約60%小型(メーカー比)
- 折りたたみ式プラグ
- PSE技術基準適合/IEC 62368-1準拠
- MacBook・PD対応Windows PCに対応
向いているPCの充電を最優先する人。ポートが1つしかないので、出力が分散しません
注意点同時に充電できるのは1台だけです。スマホも一緒に挿したいなら向きません
Amazonで見るエレコム 充電器 合計65W 3ポート EC-AC10367BK
エレコム
- USB-C×2・USB-A×1の3ポート
- USB-C 1ポート接続時は67W出力
- 2ポート同時は10〜45W/3ポート同時は10〜40W
- GaN II採用・スイング式プラグ
- MacBook付属のUSB-C - MagSafe 3ケーブルも使用可
向いているPC・スマホ・イヤホンを1つの充電器でまかないたい人
注意点3ポート同時では最大40Wまで下がります。PCを速く充電したいときは他を抜く必要があります
Amazonで見るUGREEN Air 65W PD 急速充電器(100Wケーブル付き)
UGREEN
- 本体33×31×40.4mm
- USB-C PD3.0・PPS・QC対応で最大65W
- 折りたたみ式プラグ
- 100W対応ケーブルが同梱
- PSE技術基準適合
向いている毎日持ち歩く人。ケーブルが付いてくるので、別に買い足さずに済みます
注意点商品ページの充電時間(iPhone 17 Proを30分で68%など)はメーカーの試験値です。実際の時間は機器と使用状況で変わります
Amazonで見る評価・件数・仕様は2026年8月26日にAmazonとメーカーの公開情報で確認したものです。実際に使ったうえでの評価ではありません。出力の数値はメーカー表記です。
買う前に確認できること
- PC純正アダプタの側面にあるW数を見る。ここが選ぶ基準になります
- 同時に充電したい機器を数える。1台だけなら、ポートの多い型を選ぶ理由はありません
- 手持ちのケーブルが何Wまで通せるか確認する。充電器が100Wでも、ケーブルが60Wまでならそこで頭打ちになります
向いていない人
- PCがUSB-C充電に対応していない人。丸い形の専用アダプタしか使えない機種があります
- デスクから動かさない人。純正アダプタで足りているなら、買い替える理由は薄いです
- スマホしか充電しない人。20W前後の小さい充電器のほうが安く済みます
まとめ
選ぶ順番は、PCが要求するW数 → 同時に使うポート数 → 大きさ、でした。商品名のW数だけを見て買うと、ポートを2つ使った途端に足りなくなります。仕様表の「◯ポート使用時」の行が、実際に使うときの数字です。
